2011年1月13日木曜日

振り子の等時性

【振り子の等時性】

振り子の振れ角θが小さいとき、角振動数は振り子の長さlによって決まる。振り子の周期をTとすれば、
となり、長さlの平方根に比例して周期が増加する。重力加速度gは9.8 m/s^2 である。円周率πの二乗はおおよそ9.86であるので、gの1/2乗はπと考えてよい。したがって、
 を得る。l=1mとすると、振り子の周期Tは2秒と概算できる。
振り子の周期は長さlによって決まり、振れ角θが小さければθによらない事を振り子の等時性と言う。振り子の等時性はガリレオによって発見された。